認知症ケア専門士 頻出問題ゼミ＆一問一答

認知症ケア専門士の資格は、比較的新しい資格になります。第1回試験が2005年に行われて以降、毎年試験が実施されています。今年は、1次試験が7月8日に実施されます(申し込みはすでに終了)。2次試験は、12月2日に実施される予定です。合格率は、1次試験がだいたい50%くらい。目安としては、4分野すべてについて70%以上の正答率で1次試験合格となります。2次試験は、合格率が90%以上。1次試験をクリアできれば、ほぼ合格できるのではないでしょうか。資格自体、かなり新しいものであるとともに、知名度でも待遇でも介護福祉士、ケアマネジャー資格に劣るのが実情です。しかしながら、今後の認知症高齢者の増加は明らかであり、認知症対策は国の重要な施策の一つにもなっています。そういう意味でも、今後の伸びしろがある資格といえるのではないだろうか。認知症ケア学会が出しているテキストはありますが、中々それを全部暗記するというのは容易ではありません。そこで、本書を有効に活用して試験対策にしてはいかがでしょうか。ポイントを押さえたわかりやすい構成になっていますので本書はお薦めです。｢いつかは職場のリーダーの役割を担っていきたい｣と考えている介護士のみなさんは、介護現場で活用できる資格として、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか？(2018.5.18記)