作りながら覚える 3日で作曲入門

ギターで楽曲のコピーをたまにやるくらいの音楽素人でしたが、作曲に興味があったので興味本位で購入しました。結果、今でも曲を作っており、ある程度のものが作れるようになったので、今更ながらレビューします。まず、私のように作曲に興味があるという方ならば、この本を最初に買っておけば間違い無いと思います。作曲に対して高尚なイメージを抱いていましたが、本書を読むと作曲自体は誰にでも可能な、身近な娯楽となりうるものであると理解できます。リズム、ベース、コードを打ち込んで、思いのままにメロディーをのせる。たったこれだけである程度のものができてしまうのです。リズム、ベース、コードは型が決まっているので、一から生み出すのはメロディだけです。鼻歌を歌える方ならば作れます。しかし、リズム、ベースなど決まった型があると上で述べましたが、ずっと同じ型だと楽曲としては非常につまらないです。また、音源もプロのものと比べると見劣りするでしょう。ここからは自分次第です。色んな楽曲を自分なりに分析しアレンジのレパートリーを増やしたり、DAWを買って操作方法を覚えたり、ミックスマスタリングを勉強したりなど、やることは沢山あります。しかし、そういったステップに踏み出すための取っ掛かりとして、本書ほど適したものはないと私は確信しています。