でっか字まっぷ 名古屋 (でっか字 地図 | マップル)

投稿時点(2015年4月)で、以下の3点を購入しました。全て携帯性を重視したものです。大きさの目安として写真も掲載しました。購入理由は、『緊急時に使用する非電源の携帯地図』が欲しかったからです。昨今はスマートフォンの普及で、紙の地図が不要になりつつあります。ですが、緊急時には「通話」の為に極力電力の使用を控えるはずです。またGPSによるナビは非常に電力を消費してしまいます。交通機関がマヒして長時間徒歩による帰宅をする時、何時間もスマートフォンの地図を利用したとすればどうなるか一目瞭然です。たとえ予備バッテリーがあったとしてもです。候補にした商品をまとめてレヴューをさせて頂きます。なお、私は地図の素人ですので、ご了承ください。(１)文庫地図 名古屋 (地図 | 昭文社 マップル)2014年4版掲載範囲はそのまま名古屋と周辺市域です。愛知県西部ですね。県境の市や名古屋から遠方の市は掲載されていません。あくまで名古屋市を中心点とした地図です。(２)よりは広範囲です。携帯性は一番ですが、通常の地図を文庫サイズにそのまま縮小しただけで、情報が非常に読み取り難いです。何より字が小さすぎて、老眼では無理だと思います。また、情報もそのまま掲載しているので、地図に不慣れな方は何を探せば良いのかも分からないと思います。よほど理由が無い限り、こちらの地図はお勧め出来ません。(２)でっか字まっぷ 名古屋 (でっか字 地図 | 昭文社 マップル)2015年3版掲載範囲はそのまま名古屋と周辺市域です。愛知県西部ですね。県境の市や名古屋から遠方の市は掲載されていません。あくまで名古屋市を中心点とした地図です。但し、(１)よりやや少なめです。(１)より縦長ですが、携帯性にさほど違いはありません。でか字まっぷと題されるように字が大きく、情報の優先度順に大きさや色分けもされていて、非常に読みやすいです。各ページの右上には距離と徒歩時間の目安、巻末には地図記号など利用方法も簡易ですが分かり易く掲載されています。普段使い、緊急時、両方に使える地図だと思います。(３)震災時帰宅支援・避難マップ 名古屋・東海版2006年1版 (古本)掲載範囲はそのまま名古屋と周辺市域です。ですが、(１)(２)と違い、かなり遠方まで、主な各方面(12方面)への必要な地図が掲載されています。また掲載方法が通常の地図と異なり、脱出ルート単位での掲載となっています。この為、通常使用には不向きです。(２)より縦長ですが、こちらも携帯性にさほど違いはありません。巻頭には、折り畳み式の広域東海圏地図があります。またその裏面には、脱出ルートを路線図の様に掲載しています。目的地までの距離を一目で分かるように同心円状に距離計もあります。緊急時に必要な知識なども記載されています。地図情報は、混乱時の精神状態でも見やすいようにスッキリとしています。移動時に必要となる避難所、公園、水道、トイレ、コンビニも(１)(２)より見やすく掲載されています。流石に緊急脱出用に作られているだけあって、これさえあればほとんどの方が徒歩による移動も可能です。基本は名古屋市からの脱出ルートですが、逆順に読めば名古屋市への帰宅も可能です。残念な事は、名古屋版の地図自体が絶版・重版未定な事です。コンビニやGSなどは古い情報ですが、道路や公園などにそれほど変化はないと思いますのでこれでも十分なのですが、やはり定期更新出版を望みたいですね。名古屋市内外への通勤通学をされる方で、緊急脱出用地図を望む方には勧めします。以上、長文乱文失礼しました。